本題がお金の話なので、小ネタもお金の話。
インドで全国統一の物品サービス税(GST)が2017年7月に導入の見込みになったそうです。

[FT]インドの税制改革、導入は慎重に(社説)(日本経済新聞)

私の住むグルガオン(グルグラム)はインドの首都ニューデリーと隣接していますが、州の管轄が違うので、物を買うときにかかる税金が違うときがあります。
物によっては、デリーの価格、デリー以外の価格と2個金額が書いてあることも。
分かりやすくなるのはいいことだとは思うのですが、日本だって前々から決めていても消費税が上がるといろいろと問題が起こるし…インドだともっと難しそう




さて本ネタ。
最近、久々に立て続けにお釣りでお札ではなく10ルピー硬貨をうけとりました。

そこで思い出したこと。私が聞いた噂では
  • 2年ほど前には、10ルピー玉は今後使えなくなるらしいと言っていた。
  • 偽10ルピー玉が多く出回っているので10ルピー硬貨は新しくつくらないらしい。
  • 新しくは作らないけれど今出回っているものは使えるらしい。
(※すべて噂で、真偽は不明。


未だにたまにお釣りでもらうし、使っても受け取ってもらえたので、10ルピー硬貨は現在も使えるというのが本当だと思われるのですが……


先日、Twitterで偶然「偽10ルピー硬貨をつかまされて受け取り拒否された」という話を目にして、ふと気が付きました。

私が緊急時用にためている硬貨貯金箱(とは名ばかりの薬の瓶)に何種類かの10ルピー硬貨が入っていることを

…実は、以前デザインの違いが気になったので取っておいたのです


コレ

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反対側

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私の貯金箱にはこの3種類。


中央は一般的に見かける10ルピー硬貨。

そして左の10しか書いてないタイプが今回偽物といわれた硬貨と同じものなのです。


インドのネットニュースなどで「偽10ルピー硬貨」を調べてみると、まずは
「10しか書いてなくて、上のつんつんが15個あるのは偽物」という記事が出てきます。



やっぱりこのコインは偽物かと思いつつ、更に調べていくと
「偽10ルピー硬貨の噂が流れている」という記事が……




なんですと




記事の日付などから判断すると、どうやら「10だけで上につんつん15個ある硬貨(画像左)は2006~2010に発行されていた10ルピー硬貨であり、現在も有効」ということのようです。


Both older and newer Rs 10 coins are valid: RBI (IndianExpress)



しかし、上記の偽物という噂があまりにも衝撃的に流れてしまったため、いまだに使おうとしても「これは偽物なので使用不可」という店も多いのだとか。

私が持っている10ルピー硬貨は記念に取っておこうと思っていたので問題ないです
10ルピー硬貨は約17円。もう私ったら太っ腹


ちなみに右の硬貨は2012年に発行されたインドの国会60年記念硬貨でした

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これ以外にも数種類の記念硬貨と、左の10タイプよりもっと古い※みたいなマークがついたもの(見たことありますが、昔使ってしまいました)があるようです。




余談:
貯金箱の中に、以前お釣りでもらったこんな硬貨が

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ルピーの下の単位「パイサ」、50パイサ硬貨。
今は1ルピー以下は四捨五入か切り捨てなので、ほぼ使うこともないのですが

調べたところ、この硬貨も一応未だに使えるのですが、これも記念にとってあるコインです。
50パイサは2枚で1.7円。太っ腹
 


というわけで、お釣りなどで10ルピー硬貨が手元に来たときにはチェックしてみるのも楽しいですよ
(使用できるかどうかは責任は持てません)




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