インドへ行こう♪

私…インドへ行くことにした…………って、もう来ちゃいました。from 2012/07

カテゴリ:旅・風景 > ・旅&観光 INDIA

インドももうすっかり春……というかすでに暑くなってきました

インドの春と言ったら、
大統領官邸のお庭 ムガールガーデンの一般公開
の季節

インドにいないとなかなか見ることができないし、手入れがしっかりされたお庭が期間限定でなんと無料公開とあって今までにも何回か見に行きました。


以前行ったときの話



でも今年はコロナ禍だし開催するのだろうか…とネット検索したところ、こんな記事を発見

Mughal Gardens to open for public from February 13: All you need to know about booking, timing, more(India Today)


なんとムガールガーデンの一般公開、開催してるじゃないですか

今年の一般公開は、
    開催期間 2021年2月13日~3月21日(月曜定休)

    HPで事前予約必要(前の週の同曜日予約開始)

    時間が入場開始時間が10時から16時まで1時間ごと7つに分けられ、各枠100人

    グループは5人まで(代表者1人に同行者4人)
とのこと。

そういえば一時帰国からインドに戻ってきたKianさん(気温差80度の駐妻生活)が行ってみたいと言ってた記憶がなんとなーくあったので誘ってみたら「行く」とのお返事が

早速予約してみることにしました


予約はこちらにある『Udyanotsav 2021-Click to Book』から
(新設に予約方法の動画まであります)
President of India 



予約の日時更新が何時開始かわからなかったのでタイマーを夜中0時数分前にセット。

そして
日付が変わる夜中0時から1週間後の予約開始

日時と同行人数(今回はKianさん1人)を選択し、次の入力画面へ……

…が、ここで同行者の氏名と年齢の欄が出てきてアワアワしている間に……


ゲームオバー
(夜中にKianさん、お世話かけました)



これは次の予約時には全てを準備して挑まにゃあかんと、

氏名、IDの種類と番号(パスポートOK)、住所、インドでの住所、電話、メールアドレス、同行者の氏名と年齢

をコピペ出来る状態にして、代表者(私)の顔写真(JPG、500kb以下)も準備して再チャレンジ


夜中0時少し前からHPをリロードして0時に更新されたてから速攻入力開始、
約5分後送られてくるOTPも入力して予約完了

全てが終わったあと、その枠を見てみたら…
まだ12時7分なのにすでに残り1桁でした


みんな早っ


さて1週間後の当日、入場用の携帯のQRコードも送られてきまましたが、念のため印刷用のQRコードのほうを持参しました
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(印刷用の用紙の下に注意事項も書いてあるので読みましょう)


今年の入場場所であるゲートNo.35はムガールガーデンの北側。
ノースアベニューから接近するとすぐわかります
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(Googleマップはこの記事最後)


大統領官邸なので昔から持ち物検査が厳しめで持ち込み可能なものが限られています。
Visitors are requested not to bring any water bottles, briefcases, handbags/purses, cameras, radios/transistors, boxes, umbrellas, eatables(Mughal Gardens to open for public from February 13: All you need to know about booking, timing, more(India Today))
というわけで、当日の持ち物は必要最低限(携帯、現金、ID(パスポート)、QRコードの紙を普段使っているパスポートケースにまとめて入れて)で入場。
(荷物を預けるところもありますが、できればもっていかないほうが安心かも)


QRコードの紙と全員のID(私はパスポート)を確認され、ボディチェックは今回はパスポートケースの中身を全部見られることもなく、金属探知機のみで入場できました
(以前は財布の中を全部チェックされ、体を触ってのボディチェックもありましたが)

私の持っていたパスポートケースより少し大きいポシェットを持ったインド人女性は中をチェックされ、ペットボトルの水を没収されていました


道案内通りに歩いていくと再びゲートでQRコードとIDとボディチェックがあり(1回でいいと思うのですが大統領官邸だし)、やっとお庭~

緑がまぶしすぎる。
そしてこの季節の昼間はもう30℃超え…暑いです


さて、まずはハーブガーデン

いい香りがしてきたと思ったらカモミールの畑
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とげとげして結構大き目なアザミみたいなハーブ
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携帯で撮った割にはネームプレートが見えず。
「ハーブ milk th」(←見える文字)で調べたところ、「マリアアザミ」(Wikipedia:マリアアザミ)、肝臓に効くハーブだそうです。


その次に、ボンサイガーデン。

鉢植えのボンサイがたくさん並んでいます
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普通に見えますが、これをちゃんと屋内のテーブルに飾ったらすごく豪華なはず
(ボンサイのことをよく知らずすみません)


次は定期的に流れる音楽(ボリウッド系)に合わせて噴水ショーがある噴水
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(以前撮った噴水ショー動画は過去の記事からどうぞ)


テニスコートを横目に見ながらキンカン(多分)の木の前を通り…
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大統領官邸前の庭園に来た~
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この青々とした芝生、きれいに手入れされたお花…素晴らしい


テンション上がってパノラマ
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(押すと大きい画像が見れます)

これを見てお分かりになると思いますが………人少なっ

いつもは平日でも密で、課外学習的な制服の小中学生の団体も必ずいて園内はかなりごった返していたのに、今年は1時間枠で100人しかいないので超余裕

迷彩柄のガードの方はたくさんいますが、暇そうにしていました


動画もどうぞ

春のムガールガーデン Mughal Garden of Rashtrapati Bhavan 2021



途中にこんなにかわいいサボテンもありました
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大統領官邸前の庭園の次はローズガーデンFullSizeRender


沢山の色とりどりのバラが…ちゃんと手入れすればこんなに咲くのね
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野球のボールサイズのマリーゴールドも満開
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すぐ横でガードの女性たちが記念撮影をしていましたが
(仕事中では)


カズラ系のオレンジの花が仕切るローズガーデンの塀を抜けると…
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お花満開の大きな噴水広場~
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(噴水の向こうに大統領官邸の頭が)

子供のころにあこがれていたお花畑はこんな感じ?と思うようなお花いっぱいの空間です

周りを一周回れます。


回っているとカップルがガードのお姉さんに写真を頼んでいました 
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私達も頼んじゃったけどね


毎度ここで見てしまうのが、この噴水の周りの塀を飾っている背の高い色とりどりのダリア(多分)
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素敵~

一周続いています。
ハチも蜜集め中


噴水広場を出ると、帰りの道を通って…
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ゲートを出て終了
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携帯で写真を撮りつつのんびり歩いて約1時間でした。


こんなに空いているムガールガーデンは初めて
屋外活動だし、このコロナ禍の世の中でも比較的安心

現在インドにいる方は、是非リフレッシュにムガールガーデンがお勧めですよ

1週間前の夜中0時に予約開始です
まだ間に合いますガンバレ




ムガールガーデン Mughal gardens
Rashtrapati Bhawan, President's Estate, New Delhi







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小ネタ。
インドの主要道から500m以内で酒販売禁止がNHKニュースになっていました

インドで飲酒運転撲滅へ酒販売規制 経済には影響も (NHKニュース)
  

日本に帰ってしまった元インド駐妻達に報告をしたところ、

「かなりキツイ」「酒屋だけじゃないんだ…」

とのお言葉をいただきました

そして産経ニュースではサイバーハブが

主要道から500メートル内で酒販売禁止、インドで飲酒運転事故多発に対応 業界からは不満噴出(産経ニュース)
日本人が多く住む州内グルガオンにある商業施設「サイバーハブ」の飲食店従業員は「客は9割減だ」と弱り顔で話した。
サイバーハブCyber Hubに行ったのですが、お酒系レストラン&バーの店舗からは悲壮な雰囲気が

インドのニュースによると、MGロードやゴルフコースロードは対象になっていないようで、そちらのモールなどに移転も考えているのだとか。
サイバーハブ、あんなにきれいに作ったのに…可哀そうすぎる
(綺麗なサイバーハブ参考:サイバーハブの記事)




さて、階段井戸チャンドバオリに行って(記事:念願のチャンドバオリに行く)、次に向かったのが、ジャイプールから北東に50㎞くらいいったところにあるバーンガル・フォート(Bhangarh Fort भानगढ़ दुर्ग)。

城塞を中心とする廃墟の町です。


実はここ、インドで最も呪われた場所と呼ばれているそうで、一緒に行ったNさんはインドの方に
「え?!
バーンガル・フォートに行くなんて、
呪われるよ

と言われたらしい



16世紀に作られたのですが18世紀には廃墟に。
その理由が、もともとこの地に住んでいたサドゥーに背いた呪いとか、王女に恋をした黒魔術師の呪いとか言われています。
そして今では呪われた地として知られることとなり、日没から日の出までの間、この地に入ることは禁止されているそうです。

そうか、こんなところに行くつもりだったから、チャンドバオリの駐車場の看板の手が呪われているように見えたのね


もちろんバーンガルフォートには呪われないように昼間に行ってきました



まずはフォートの手前の街部分

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上部がなくなった石を積んだ街の跡がずっと並んでいます。


見ての通り、荒れ野の山に廃墟が続くような場所なので、遺跡といえど動物天国。


リス

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ヤギ

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廃墟の上をぴょんぴょん走っていました。
ここに入った直後、ヤギの落とし物っぽいものがたくさん落ちているな…と思ったのですが、やはりいました


家畜のヤギがいるということは、もちろん牛も

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牛は観光客がぞろぞろ通る道に堂々と午後の休憩中。


そして猿も

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山に廃墟に、猿が自由奔放に暴れ放題です。



そんな動物達を見ながら廃墟の街をずっと進むと……

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立派な門が登場

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猿も一緒に移動しています


門の中には、城塞が(クリックすると大きな画像が↓)

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山の斜面に建つ城塞、なかなか立派。


折角なので城塞に上ってみました(クリックすると大きな画像が↓)

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見晴らしがすごくいい(でも霞んでいますが。)


眼下はまさしく廃墟

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崩れた石はそのままになっているし、通り道はありますが転びそうです。
折角だからもう少し整備すればいいのに

でもこんなところに登れてしまって柵もないところがインドです



城塞の前は芝生の広場になっていて、インド人がのんびりピクニック……

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と思いきや、真ん中で食事をする女性と子供の周りに男性が立ち、猿に狙われないように警戒中
ちょっとでも油断すると猿にお弁当をかっさらわれます。
(そんなところでもお弁当を食べようとする、それがインド人)


猿と人間の攻防を横目に、ワンコはのんびりお昼寝中でした

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平和~まったく呪われてる感はないです


この後、帰り道で何かあったら呪われたということで……と思ったら何もなかったので、多分呪われなかったということにしておきます。
(※ 私は霊感0。)

今回の画像のなかで何か写ってはいけないものが写っているようなものがありましたらご一報を



こちらは、霊を感じる人も多いようで、生きている人間に与える悪影響が強い為、政府は法律で日の入りから日の出までの立ち入りを禁止していますが、夜になったら街灯もなく真っ暗なので確実に転んで怪我します。

夜間立入禁止にして正解




Bhangarh Fort
 Alwar, Rajasthan


 






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私の中では、私の住むグルガオンのあるハリヤナ州で牛肉禁止になったの以来の特大(?)ニュースが

交通事故多発のインド、幹線道路沿いでの酒類販売を禁止 国際ニュース (AFPBB News) 

インドでは毎年、1時間に平均17人が交通事故で死亡していることから、同国の最高裁は昨年12月、酒販売業者に対し幹線道路から500メートル以内での営業禁止を命じ、その発効日が今年4月1日となっていた。
酒類販売の禁止は幹線道路近くのバーや飲食店も対象となっており、数十億ルピーの税収減になるとの推定を出している政府などは禁止命令の発効の延期を請願していたが認められなかった。 

グルガオンはNH8(国道8号)沿いに有名なホテルが軒並み建っています。
オベロイOberoiとお隣のトライデントTrident、その向かい側にあるリーラLeela、更にはウェスティンWestinクラウンプラザCrowne Plazaなど。
先日送別会で日本食レストランを使ったばかりのギャラクシーホテルGalaxy Hotelや、ギリギリデリーになりますがトールゲートのすぐ近くの日本食レストランが入っているシティパークCity Parkも500mに入ってしまいそう。
グルガオンの商業施設だと、アンビエンスモールAmbience MallサイバーハブDLF CyberHubスター・モールStar Mallなど。
それ以外にも、日本人におなじみの日本食レストランやバー、カラオケなどの何軒かはNH8から500m以内。
もうお酒が出るか出ないかは、それぞれのお店にご確認ください、というしかない。

グルガオンは牛肉もでないのに、更に結構使い勝手のいいレストランでお酒も出なくなるだなんて、そんなひどい仕打ち




Gurgaon-highway-liquor-ban:-Unhappy-hours-set-in,-leaving-bar-owners-in-low-spirits (IndiaToday)
  
Some thought it was an April Fools' Day prank.

4月1日だったので、エープリルフールだと思っている人もいるらしい
なんというブラックジョーク…真面目にそう思いたい


政府がこれで数十億ルピーの税収減になると推定しているので、税収減になりすぎてこれらは中止しますor修正しますというのを待つのみ
どんどん住みやすくなるのに、違う意味で住みにくくなるグルガオン
頑張ろう





さて、話は変わります。

実はインドに来る前から日本のTVで見たことがあり行きたいなーと思っていたのがラジャスタンにあるチャンドバオリ(Chand Baori, चाँद बावड़ी)

バオリBaoriとは階段井戸のことで、その名の通り階段状に地面に彫られて作られていて、そこに雨水などを貯めておく井戸のことです。
(ニムラナフォートのバオリ:ニムラナフォートに行ってきました。その3)

デリー近郊にも何個かバオリはあるのですが、このチャンドバオリはそれらに比べるとかなり巨大で深さは30mもあり9世紀に建造されたものです。

この冬にようやく行く機会があり、遂にチャンドバオリまで遠征してきました


まだ外が暗くて白い時間に出発して、途中で日の出を迎えました

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幻想的なインドの冬の日の出

冬のスモッグが酷すぎます。
この太陽の色を見るとインドだなーと感じます。


グルガオンを出て5時間弱。
漸くラジャスタンにあるチャンドバオリに到着

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この駐車場のサインが…
意味は分かるけど、その手が怖い。呪われそう



駐車場から歩くこと5分くらい、チャンドバオリ内へ。

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もうとにかく大きい
(大きすぎて写真に入りきらない)

こちらの写真に写る人(上のほう)の大きさと比べていただければ、その大きさは一目瞭然。

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Wikipedia(チャンドバオリ)によると深さ30mだそうで、マンション10階くらいの深さ…それは深いわけです。

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他に何もないのですが、これを見るだけでここまで来た価値はありました。
こんなにも精密な階段をインド人が作れるなんて 

本当にこれはすごい遺跡
ただ見るだけとは思えない充実感


牛に見送られながら帰ってきました。

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ジャイプールから東へ100kmほどのところにあるので、ジャイプールに行ったときにはちょっと足を延ばして寄ってみてはいかがでしょうか

……涼しい季節に




Chand Bawri
Abhaneri, Rajasthan








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