インドは3月末から新型コロナの新規感染者が急激に増加

去年の秋に新型コロナの新規感染者が1日10万人になって以来の10万人と思ったら1週間ほどで2倍に、さらに増加を続けています。
(最新では27万人(4月19日))
そのため、デリーでも外出禁止令が出てしまいました

インド首都、1週間の都市封鎖 新型コロナ感染再拡大で危機感:時事ドットコム 


そんな中、僅かな希望(なのかはわからない)なのが新型コロナウイルスのワクチン
インドはジェネリック大国で、もともと薬やワクチンを沢山製造しており、今回の新型コロナのワクチンも製造中。


もちろん、インド国内でのワクチン接種も始まっています。

インドにいる日本人の方でもぼちぼち「ワクチン打った」という話を聞くようになり、私も打った方がいいのか、もう少し様子を見た方がいいのかと考えていました。



そんなとき、myダンナ様の勤める会社で「ワクチンキャンプ(ワクチン接種会)を開催することに

そしてmyダンナ様は自分が受けるから私にも受けろと…

というわけでワクチン接種(1回目)がきまってしまいました



数日前、デリーを去ることになっていた友人Yさんがタロット占いが少しできるというので

「ワクチン受けるんだけど大丈夫?」

と聞いたら

「現在すごく迷っている状態で、今は受けないほうがいいかもしれない。
もう少し待てたら待った方がいいかも…」


という結果が(心を読まれている)



……一抹の不安を抱えながらも
ワクチン接種当日(結局打ちに行く)


myダンナ様と一緒に出勤し、時間になって会場へ。


会場は普段はカフェテリアのところ
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打つのを待っているのか、打って待機中なのか結構人が…


まずは受付で、名前、電話番号、本人証明のAadhaar アダールカード(インドのマイナンバー的なの)等の登録。
私はアダールは持っていないのでFRRO(インドの外国人登録)でした。

そしてワクチン接種代Rs.250(約365円)を支払い、順番まで待ちました。
※国からのワクチンは無料、今回は私立病院に依頼した出張接種なのでこのお値段。


待つこと15分ほど。
ついに接種の順番が


上の写真の中央奥の布のパーテーションの奥へ…


名前とワクチンは何回目かを聞かれ、

腕をちょっと消毒して、お姉さんがワクチンを注射器にとって、


接種
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(撮影:myダンナ様)

注射するところをガン見していたのですが……
(上の写真、ガン見してます)

これは確実にインフルエンザの予防接種よりも痛くない

いやいや、指に縫い針ちょっと刺す方が痛い

そして血もほとんど出ず



接種後30分は重いアレルギー症状が起きる可能性があるということで待合場所に待っているのですが、もしアレルギーとか起きたらどうするの?と聞いたら、

「ここでは処置できないので、外の救急車で病院に運びます

とのこと。

窓から外を見たら救急車が止まってました
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そして、インドの新型コロナのアプリ「Aarogya Setu (アーロギャ・セツ)」を見てと言われチェックしてみたらすでにワクチン接種になってる
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早っ



更に、会社の総務の方に

「写真撮るので自撮りフレームもって

と言われて、撮る


こんなことをしていたら、アナフィラキシー反応は現れることもなく、あっという間に30分が経ちました。


そのとき頂いたのが、コレ
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ワクチン接種証明(左)とワクチン接種後の注意事項の冊子(右)、そして病院のマグネット


現段階でインドで使用されているワクチンは、
  • 英オックスフォード大学と英製薬大手アストラゼネカが開発し、セラム・インスティチュート・オブ・インディアが製造している「コビシールド」
  • インドの製薬会社バーラト・バイオテックが開発した「コバクシン」
ですが、接種証明に記載されているようにコビシールドの方を接種しました。

※先日、ロシア製コロナワクチン「スプートニクⅤ」が認可されましたが、現在はまだインドでは接種されてはいないようです。(4月19日現在)



ちなみにマグネットは裏に栓抜きが付いてました
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冊子にはよく言われているようなワクチン接種後の一般的な副反応とその対応。
熱が出たらパラセタモールは飲んでいいとのこと。


そして最後にはちゃんと手を洗ってマスクしてソーシャルディスタンスを保ちましょうと
(そこんとこガンバレインド)


実は頭痛持ちなので、インドでパラセタモールは常備しています
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パラセタモールとは、日本でも解熱鎮痛薬として使われる「アセトアミノフェン 」のこと。
日本では、発熱時や痛み止めの処方薬としてよく出る「カロナール」、市販薬だと「タイレノール」でおなじみの薬で解熱鎮痛薬としては一番軽い薬のひとつです。




1個の錠剤は大きいですが、写真中央のパラセタモール500mg ×10錠のシートでRs.10(約15円)。
インドではパラセタモールはど定番の薬で、どの薬局でも絶対扱っているので、必要な方は用法容量を守ってどうぞ





さて、その日は全く問題なく一日を送ったのですが、
午後10時を過ぎたころ「あれ、これ熱出る前…」というゾワゾワした悪寒



その後寝ようとしていたのですが、ゾワゾワしすぎて眠れず2時間ほどゴロゴロしてやっと寝たのですが……

夜中の3時に発熱で目が覚めました

熱を測ったら38℃


実は翌日に、タロット占いをしてくれたデリーを去るYさんから預かりものをするためにお会いする約束が

あのタロット占いは、熱が出て外出できなくてYさんにお会いできないというのを予期していたのかと思いながら、パラセタモールを服用、氷枕をして眠りにつきました。




ワクチン接種から2日目

起床したら昨夜の熱はすでに平熱に
良かった

午前中に少し頭痛がしたものの、いつもの頭痛かも…という感じで特に問題なく……

デリーで例のYさんにも無事に会うことができました
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1日2日ずれただけで、会えるか会えないかになるご時世
あのタロット占いはこういうことだったのでは?で盛り上がりました


さて、この日は寝る前になって、再び熱が上がりそうな予感が…(前日ほどではない)
熱を測ったところ37℃ちょっと、僅かに頭痛もあったので、パラセタモールを飲んで就寝しました。



ワクチン接種から3日目

ワクチンを打ってから、1日に数回体温を測るようにしていますが、この日からは1日を通して体温が平熱に。
頭痛もなくなりました。

しかし、ワクチンを注射したところが少し腫れて触ると鈍痛が

ただ、インフルエンザの予防接種をすると十中八九もっとひどく腫れて1週間痛むという体質なので、これくらいは想定内です。



ワクチン接種から4日目
 
平熱ですが、引き続き接種部分に腫れと痛みが、さらにちょっと痒い
むず痒い程度なので、我慢我慢


そしてmyダンナ様の会社のSNSグループに、

ワクチンキャンプで接種した方が自撮りフレームで撮った写真でムービーが作られupされる

これぞ自撮り大好きインド



ワクチン接種から5日目

腫れと鈍痛は前日よりも少なくなり、そしてむず痒さが増しました



もうそろそろ副反応(一応)も治まりそうな感じです。
※ちなみにmyダンナ様は接種2日目の夜に頭痛がしたくらいで、発熱もありませんでした。



ただ、1か月後に接種する2回目のワクチン…2回目のほうが副反応が重篤と言われていることが心配

ワクチンの種類やそのロット、そして体質や体調にも左右されそうなので、次回も万全の状態で挑みたいと思います。


日本にいる皆様、インドにいる皆様、そのほかの国にいる皆様、くれぐれもお体にはお気をつけて
この苦境に負けずにがんばりましょう



ワクチン接種2回目の話☟





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